喉頭炎(声がれ・声が出にくい)
「声がかすれる」「のどが痛くて声が出ない」「話すとすぐ疲れる」
このような症状が続いていませんか?
その原因のひとつが、喉頭炎(こうとうえん)です。
喉頭とは声帯を含む“声を出す器官”で、ここに炎症が起きることで、声がれ(嗄声)や発声困難が生じます。
声を使うお仕事の方はもちろん、一般の方も放置せず早めの受診をおすすめします。
喉頭炎とは
喉頭炎とは、のどの奥にある声帯やその周囲に炎症が起きた状態をいいます。
炎症によって声帯が腫れると、振動がうまくできなくなり、声がかすれたり出しにくくなります。
喉頭炎は、大きく急性喉頭炎と慢性喉頭炎の2つに分けられます。
● 急性喉頭炎
風邪やウイルス感染、声の使いすぎなどが原因で、
一時的に炎症が起きるタイプです。
数日〜1週間ほどで改善することが多いですが、
無理に声を出し続けると症状が悪化することがあります。
● 慢性喉頭炎
喫煙・飲酒・アレルギー・逆流性食道炎・乾燥・職業性の発声負担などにより、
炎症が長期間続くタイプです。
慢性的な声がれは、声帯ポリープや喉頭がんの初期症状のこともあり、注意が必要です。
主な原因
- 風邪・インフルエンザなどのウイルス感染
- 細菌感染(扁桃炎などからの波及)
- 声の使いすぎ(大声・長時間の会話・カラオケなど)
- 喫煙・過度な飲酒
- 胃酸の逆流(逆流性食道炎)
- 乾燥やホコリなどの刺激
- アレルギー・花粉症
- 長引く咳・慢性副鼻腔炎による刺激
主な症状
- 声がかすれる(嗄声)
- 声が出しづらい・出にくい
- のどの痛み・違和感
- 咳や痰が絡む
- 話すとすぐ疲れる
- 声が低くなる
- 息苦しさ(重症例)
急に声が出なくなった場合や、
声がれが長期間続く場合は、
声帯ポリープ・結節・喉頭がんなどの疾患が隠れている可能性があります。
当院での検査
● 問診・聴診
症状の経過、発声習慣、喫煙歴、飲酒、胃酸逆流の有無などを詳しく確認します。
● 内視鏡検査(ファイバースコピー)
鼻から細いカメラを挿入し、声帯や喉頭の炎症の程度を直接観察します。
声帯の腫れ・赤み・粘液の付着などを確認し、必要に応じて動画記録も行います。
● 血液検査・細菌検査
感染症やアレルギーの関与を調べます。
● 他科連携
腫瘍や重度の炎症が疑われる場合は、
国立国際医療研究センター病院・慶應義塾大学病院・東京女子医科大学病院など、
新宿近隣の基幹病院と連携して精密検査を行います。
治療方法
症状や原因に応じて、以下の治療を行います。
● 安静・発声制限
声を使わないことが最も重要です。
1〜2週間程度は、できるだけ会話やカラオケを控え、声帯を休ませます。
● 薬物療法
- 抗生剤(細菌感染が疑われる場合)
- 消炎鎮痛薬(炎症・痛みの軽減)
- 去痰薬・吸入薬(粘膜保護)
- 漢方薬(保険適用):声の通りを改善
- 制酸剤:逆流性食道炎が関与する場合
● ネブライザー(吸入療法)
薬剤をミスト状にして吸入し、
のどの炎症を直接鎮めます。
● 生活指導
- のどを乾燥させない(加湿・水分補給)
- 喫煙・飲酒を控える
- 十分な睡眠・栄養摂取
- 食後2〜3時間は横にならない(逆流予防)
放置するとどうなる?
炎症を繰り返すことで慢性化し、
声帯ポリープ・声帯結節が形成されることがあります。
また、長引く声がれは喉頭がんの初期症状であることもあります。
1週間以上声の不調が続く場合は、自己判断せず耳鼻咽喉科を受診しましょう。
Q&A:喉頭炎について
Q1. 声が出ないときは安静にしていれば治りますか?
A1. 軽度の急性喉頭炎であれば回復することもありますが、症状が続く場合は受診が必要です。
Q2. 声がかすれて2週間以上続いています。
A2. 腫瘍やポリープの可能性もあるため、早めの内視鏡検査をおすすめします。
Q3. 喉頭炎は人にうつりますか?
A3. 感染性の場合はうつる可能性があります。手洗い・マスク着用を心がけましょう。
Q4. 薬を飲んでもすぐ治らないのはなぜですか?
A4. 声帯は回復に時間がかかるため、薬と発声制限の両方が重要です。
Q5. 声を使わないのが難しい仕事です。
A5. マイク使用や発声時間短縮などの工夫を行い、必要に応じて発声指導をご案内します。
新宿・東新宿で喉頭炎・声のトラブルの診療なら
新宿内科耳鼻科クリニックでは、声がれ・声が出にくい・のどの違和感などの症状に対し、
内視鏡による詳細な診察と、声帯を守る治療を行っています。
「風邪のあとから声が出にくい」「声が戻らない」「仕事で声を使う」
このような方は、早めの受診で早期回復を目指しましょう。
新宿・東新宿で喉頭炎や声のトラブルの診療なら、新宿内科耳鼻科クリニックへ。
耳鼻咽喉科専門医が、声の健康を丁寧にサポートします。
