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扁桃周囲膿瘍(のどの片側が腫れて口が開かない)

 

 

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扁桃周囲膿瘍(へんとうしゅういのうよう)

のどの片側だけが強く腫れて痛む、口が開かない、高熱が続く—そのような症状はありませんか?「飲み込むと激痛が走る」「口を開けようとすると痛くて開かない」このような場合、扁桃周囲膿瘍の可能性があります。

扁桃周囲膿瘍は、放置すると気道閉塞による呼吸困難や敗血症など、命に関わる合併症を併発することもあるため、早期の的確な診断と治療開始が極めて重要な緊急性の高い疾患です。新宿内科耳鼻科クリニックのアレルギー科・耳鼻咽喉科では、耳鼻咽喉科専門医がファイバー内視鏡を用いて優しく迅速に状態を確認し、速やかな局所切開排膿や、抗生剤による点滴治療から、新宿近隣の高度医療機関とのスムーズな紹介連携体制まで一貫してサポートいたします。

扁桃周囲膿瘍とは

扁桃周囲膿瘍とは、のどの奥にある扁桃(扁桃腺)の周囲組織に膿が溜まってパンパンに強く腫れ上がる病気です。多くの場合、風邪などをきっかけに発症した急性扁桃炎が悪化し、炎症が扁桃の被膜を破って周囲の奥深い組織へと広がっていくことで発症します。

細菌感染によって扁桃周囲の粘膜下に大量の膿が溜まると、激しいのどの片側痛・のどの著しい腫れ・口が開かなくなる開口障害を引き起こします。

早期の段階では膿の溜まっていない「扁桃周囲炎」と呼ばれ、この初期時点で強力な治療を行えば膿が形成されずに速やかに改善することもあります。しかし我慢して放置すると膿が溜まり、唾液も飲み込めず呼吸困難を引き起こす非常に危険な状態になります。

主な症状

扁桃周囲膿瘍の症状は、急性扁桃炎に比べて局所的な痛みが何倍も強く、以下のような特徴的な症状が現れます。

  • のどの片側だけが耐えがたいほど激しく痛む(左右非対称の強い痛み)
  • 片方の扁桃とその周囲がボコッと大きく腫れ上がっている
  • のどの激痛のあまり、つばを飲み込むこと(嚥下)が一切できない(よだれを出す状態になる)
  • のどが狭まり、お喋りする声が詰まって聞こえる(こもった「ダミ声」や「熱いポテトを口に含んだような声」)
  • 炎症があごの筋肉(咀嚼筋)に波及し、痛みのあまり指1〜2本分しか口が開けられない(開口障害)
  • 38.5℃以上の高熱・ガタガタ震える悪寒・全身の強い倦怠感
  • あごの下や首のリンパ節が大きく腫れて、触るだけで激しく痛む
  • つばを飲み込むたびに、痛みが同じ側の耳の奥までツンと響く

このように症状が左右どちらか一方に激しく偏るのが、扁桃周囲膿瘍の非常に強い特徴です。のどの痛みが片側だけ極端に強い場合は、一刻も早い耳鼻咽喉科受診が必要です。

原因

最大の発症原因は、急性扁桃炎の治療不足や悪化です。以下のような要因でお体の免疫力が大幅に低下した際に発症しやすくなります。

  • 風邪などのウイルス感染によるのど粘膜のバリア機能崩壊
  • 激しい疲労の蓄積や深刻な睡眠不足による急激な免疫低下
  • 口腔内環境の悪化、不摂生な生活習慣
  • 日頃からの過度な喫煙、習慣的な飲酒習慣
  • 糖尿病などの血液循環や免疫力を低下させる慢性基礎疾患
  • 急性扁桃炎の発症時に処方された抗生剤を、症状が少し良くなったからと自己判断で途中で中止すること

主な原因細菌としては、溶連菌(溶血性連鎖球菌)、黄色ブドウ球菌、また嫌気性菌(空気を嫌うドロッとした膿を作る強力な細菌群)などが挙げられ、これらが扁桃の周囲の結合組織に深く侵入して増殖し、膿を急速に形成します。

当院での診察・検査

新宿内科耳鼻科クリニックでは、単なる扁桃炎(お薬で散らせるレベル)なのか、すでに膿が溜まって緊急の排膿処置が必要な状態なのかを的確に見極めます。

  • 丁寧な視診・触診:お口を開けてのどの赤み、腫れの偏り、口蓋垂(のどちんこ)が逆側へ押し流されていないか、あごの下のリンパ節の腫れや熱感を細かく触診します。
  • 極細鼻・のど内視鏡検査(ファイバースコピー):お鼻から極細で柔らかい電子カメラを挿入し、のどの奥(喉頭・咽頭)の全域を詳細にズーム拡大観察します。膿がどの位置にどれだけ溜まっているか、腫れが呼吸の空気の通り道(気道)を圧迫して危険な状態になっていないかを的確に把握します。
  • 迅速な血液検査:白血球数やCRP(炎症反応の数値)を詳しく院内で測定し、全身への細菌感染の広がりや重症度、炎症レベルを客観的に評価します。
  • 必要に応じた画像検査の連携:膿の広がりがのどの深部や首、胸(縦隔)にまで達している疑いがある高度重症例では、速やかに近隣の提携病院へ手配しCT検査を実施。膿の侵入ルートや詳細な範囲を立体的に可視化・評価します。

治療方法

扁桃周囲膿瘍は放置すると命に関わるため、溜まった膿の「速やかな排出」と「強力な抗生剤の投与」を最優先で行います。

● 膿の排出処置(切開排膿)

おのどの腫れている局所にスプレー麻酔および局所麻酔を施した上で、注射器による穿刺吸引(膿を吸い出す)、あるいはメスによる迅速な小切開を行い、溜まった膿を外へ一気に押し出し(切開排膿)ます。溜まっていた高圧の膿が排出されると、それまでの耐えがたい激痛や口の開きにくさは急速に劇的な改善へと向かいます。

● 強力な点滴治療・薬物療法

のどが痛くてお薬を飲み込むことが難しい場合が多いため、抗菌薬(抗生剤)や強力な消炎鎮痛薬、脱水を強力に補正する水分・栄養液を直接静脈内に点滴投与します。これにより、血液中に直接有効な抗菌濃度をキープし、お体の細菌を撃退します。

※全身状態が極めて悪く、気道閉塞(息苦しさ)を伴うような超重症例や、点滴治療を行っても改善の乏しい難治性の場合は、国立国際医療研究センター病院、慶應義塾大学病院、東京女子医科大学病院などの連携する高度病院へ速やかに手配し、入院下での集中的な治療(持続点滴・管理)をお願いしています。

● 再発を防ぐ扁桃摘出術(根本治療)

この扁桃周囲膿瘍や、高熱を伴う扁桃炎を年に何度も繰り返す習慣性の患者様に対しては、数ヶ月の落ち着いた寛解期を待ってから、扁桃腺そのものを両側とも切り取る「口蓋扁桃摘出術」という根本的な手術治療を強くお勧めします。手術を行うことで、将来的な高熱や激痛に怯える日々と完全に決別し、生活の質(QOL)を劇的に高めることができます。信頼できる提携高度大学病院へ責任を持って紹介状を作成いたします。

放置するとどうなる?(合併症リスク)

「そのうち膿が破れて治るだろう」「少し喉が腫れているだけだから」と自己判断して我慢することは、文字通り命に関わる非常に恐ろしい進行を招きます。

扁桃周囲膿瘍を我慢し放置する深刻なリスク:

  • 気道圧迫による突然の呼吸困難(窒息):のどの腫れが限界を越えて気道(空気の通り道)を強く押し潰して塞ぐことで、突然息ができなくなり、命を救うために緊急での喉元切開(気管切開)が必要になる一刻を争う事態に陥ります。
  • のどの奥深く(深頸部)への炎症波及(咽頭後膿瘍など):のどの周囲組織のすき間(間隙)を伝って、首の奥深く、さらには胸の心臓の周囲(縦隔)へと膿と強烈な炎症がどこまでも下りていってしまいます(縦隔炎)。胸の中に膿が溜まると死亡率が非常に高く、即座の緊急大手術を要します。
  • 血液中に細菌が回る全身性敗血症:のどの大量の細菌が血管内に入り込み、全身の臓器を不全に陥れる敗血症性ショックを引き起こし、多臓器不全を併発して命に関わります。

このように、おのどの痛みが左右どちらかに極端に偏り、「つばが飲み込めない」「指1本分程度しか口が開かない」「息が苦しい」と感じた場合は、我慢という猶予は一切ありません。直ちに専門医の処置を受ける必要があります。

Q&A:扁桃周囲膿瘍について

Q1. 単なる風邪や、いつもの扁桃腺の腫れ(扁桃炎)との最大の違いは何ですか?

A. 最大の違いは、「おのどの痛みが左右対称ではなく、明らかに左右どちらか一方の片側だけに激しく偏っていること」、そして「口の開けづらさ(開口障害)を伴うこと」です。通常の扁桃炎は扁桃腺そのものが赤く腫れるのに対し、扁桃周囲膿瘍は扁桃の“外側周囲”に膿がたまるため、周囲のあごの筋肉にまで強烈な炎症が広がり、口が開けなくなる開口障害や、つばさえ全く飲み込めないほど激しい片側痛を引き起こします。

Q2. のどにメスを当てて膿を出す「切開排膿処置」は、ものすごく痛そうで恐怖です。

A. ご安心ください。当院では処置の前に、のどの表面へのスプレー麻酔をしっかりと行い、さらに膿が溜まっている局所の皮膚下に非常に細い針で確実な局所麻酔を施してから処置を行います。麻酔が完全に効いてから極めて短い時間(数分程度)でスピーディに切開・排膿しますので、処置中の痛みは最小限に抑えられます。むしろ、パンパンに溜まっていた膿が押し流されて外へ出た瞬間から、それまでの耐えがたい激痛や口の開きにくさは急速にウソのように楽になり、驚くほどの解放感と安心感が得られます。

Q3. 一度扁桃周囲膿瘍を患って治った後は、何度も繰り返し再発しやすい病気ですか?

A. はい、非常に再発しやすい傾向にあります。普段からお疲れや乾燥、不摂生などで慢性扁桃炎を繰り返す習慣性扁桃腺をお持ちの方は、扁桃の組織構造自体がもろくなっていることが多く、風邪の悪化に伴って何度も扁桃周囲膿瘍を再発してしまうケースが多々あります。何度も再発して生活に支障をきたしている場合は、将来の重症化や窒息リスクを根治的に解消するため、お耳の骨が頑丈な寛解期(炎症が治まっている静かな時期)に、扁桃腺を丸ごと摘出する手術(口蓋扁桃摘出術)を受けることを強くお勧めします

Q4. のどの片側が激痛ですが、切開はせずに飲み薬の抗生剤を飲むだけで治りませんか?

A. 早期の「扁桃周囲炎」という、まだ膿が膜の中に溜まっていない段階であれば、強力な抗菌薬の内服や点滴だけで炎症を綺麗に散らして治せる可能性があります。しかし、すでにのどの奥が大きく膨らみ、膿のポケット(膿瘍)が形成されている段階では、お薬(抗生剤)を飲むだけでは膿が血管の外側に隔絶されているため、お薬の有効成分が十分に膿の芯まで届きません。この場合は、物理的に針を刺したりメスを入れて膿を外へ流し出す「排膿処置」を行うことが、絶対に不可欠な治療条件となります。

Q5. のどが痛くてつばも飲み込めず、数日間我慢してしまいました。自然に治ることはありますか?

A. 扁桃周囲膿瘍が自然に治癒することはきわめて極めて稀であり、放置して様子を見ることは非常に危険な自殺行為です。のどの奥にパンパンに溜まり続けた膿は、体外ではなくのどの壁のより深くへと侵入しやすく、頸部(くび)の筋肉の隙間を伝って心臓を包む胸(縦隔)へと下り、致死率のきわめて高い「縦隔炎」を引き起こしたり、気道を塞いで窒息を招く恐れがあります。「つばが飲み込めない」「口が開かない」と感じたら、直ちに医療機関へ駆け込んでください。

新宿・東新宿で扁桃周囲膿瘍の治療なら

新宿内科耳鼻科クリニックでは、のどの片側の激しい腫れ・つらい激痛・口が開かない開口障害・下がらない高熱など、扁桃周囲膿瘍を疑う緊急性の高い症状に対して、迅速な診断と的確な治療を行っています。

当院は糖尿病内科・循環器内科と耳鼻咽喉科専門医がチームを組む、新宿エリアで随一の利便性と質の高さを兼ね備えたクリニックです。つらい時期に寄り添う強力な静脈点滴治療・お薬の処方・その場で行う確実な局所切開排膿、さらには気道の安全を確保するための近隣高度大学病院とのスムーズな病診連携まで、一貫した最高水準の対応をワンストップでご提供いたします。おのどの激しい違和感や耐えがたい痛みを感じたら、決して我慢して後回しにすることなく、すぐにご相談ください。

 

新宿内科耳鼻科クリニック 医師メッセージ

「風邪でのどの片側が少し痛いだけだろう」「つばを飲み込むのが少しつらいけれど少し休めば良くなる」と、ご自身のサインを後回しにしていませんか?扁桃周囲膿瘍は、ただの風邪の痛みとは次元の異なる、おのどの奥深くに膿がたまる非常に深刻な病気です。我慢して治療開始が遅れると、呼吸困難を引き起こしたり、首や胸の奥深くまで細菌が侵入して全身への重大な危険を招く直接の引き金になります。当院では糖尿病内科、循環器内科、そして耳鼻咽喉科専門医ががっちりとチーム連携し、患者様のおのどの腫れ具合や膿の溜まり度合いを詳細な内視鏡検査等で優しくスピーディに特定し、その場での迅速な切開排膿や強力な点滴等、お体に最も寄り添う治療プランをご提案いたします。平日は夜19時まで、東新宿駅直結すぐの通いやすい環境を整えてお待ちしております。どうぞお気軽にご来院の上、ご相談ください。

新宿内科耳鼻科クリニック

副都心線・大江戸線「東新宿駅」B2出口すぐ、JR新宿駅や新大久保駅からも通いやすい抜群の好アクセス好立地です。お昼休みやお仕事帰りなど、ライフスタイルに合わせて順番予約をお取りのうえ無理なくご利用いただけます。

所在地 東京都新宿区(東新宿駅B2出口すぐ)
最寄り駅 東京メトロ副都心線 / 都営大江戸線「東新宿駅」直結・徒歩すぐ
診療時間 平日:9:30〜13:30 / 15:00〜19:00
土曜午前:9:30〜14:00
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