概日リズム睡眠障害
概日リズム睡眠障害について
「夜になっても眠くならない」「朝どうしても起きられない」
「生活リズムが周囲と合わず、仕事や学校に支障が出ている」
そのようなお悩みはありませんか?
概日(がいじつ)リズム睡眠障害は、体内時計(概日リズム)と社会生活の時間帯がずれてしまう睡眠障害です。
睡眠時間そのものはある程度確保できていても、「眠る時間」「起きる時間」が社会のペースと合わないことで、不眠・日中の強い眠気・日常生活への支障が生じます。 新宿内科耳鼻科クリニックでは、生活習慣・睡眠リズム・お身体全体の健康を総合的に評価し、無理のない段階的な改善方法をご提案しています。
このような症状でお困りではありませんか?
- 夜遅くまで眠れず、朝起きられない
- 休日は昼過ぎや夕方まで寝てしまう
- 朝、学校や仕事の時間に強い眠気やだるさがある
- 夜型の生活パターンを自力で直せない
- 遅刻や遅延が増え、仕事や学校の時間に間に合わない
- 一般的な不眠症と診断されて薬を飲んだが改善しない
- 睡眠時間は足りているはずなのに疲れが全く取れない
- 生活リズムの乱れから慢性的に体調を崩しやすい
これらの症状が続く場合、概日リズム睡眠障害の可能性があります。決してご自身の「だらしなさ」や「やる気の問題」と責めて我慢せず、お早めにご相談ください。
概日リズム睡眠障害とは
概日リズム睡眠障害とは、約24時間周期で刻まれている体内時計(概日リズム)と、地球の昼夜サイクル、あるいは社会的な生活時間がずれてしまうことで起こる睡眠障害の総称です。
単なる一時的な寝不足とは異なり、自分の意思では睡眠と起床のタイミングを社会生活に適応させることが困難になります。主に以下のようなタイプがあります。
睡眠相後退症候群(すいみんそうこうたい)
望ましい時間(夜11時など)に寝ようとしても全く寝つけず、午前3時や4時など深夜遅くにならないと眠れません。そのため、朝は無理やり起こされないと起きられず、午前中の活動性が著しく低下します。思春期や若年層に非常に多く見られる代表的なタイプです。
睡眠相前進症候群(すいみんそうぜんしん)
夕方(夜7時や8時など)のまだ早い時間帯から耐えがたいほどの強烈な眠気に襲われて眠ってしまい、その結果、夜中の2時や3時などといった極端に早い時間帯(早朝)に目が覚めてしまいます。高齢の方に比較的多く見られるタイプです。
非24時間睡眠覚醒症候群
地球の24時間周期に体内時計が同調できず、毎日少しずつ(例えば1時間ずつ)眠る時間と起きる時間が後ろにずれていってしまう障害です。一定の生活リズムを維持することが困難になり、生活に大きな支障をきたします。
交代勤務型・シフトワーク睡眠障害
深夜勤、交代勤務、不規則なシフト勤務により、本来活動すべき時間帯に睡眠をとらざるを得なくなることで生じるリズム障害です。慢性的な睡眠不足、睡眠の質の低下、作業ミスや健康被害を伴いやすくなります。
主な原因
概日リズム睡眠障害は、体内時計の性質といった遺伝的・体質的な要因に、現代の生活環境が重なり合うことで発症・悪化します。決して本人の怠慢などではありません。
- 夜間のスマートフォン・パソコン使用:就寝前のブルーライトが脳を「昼間」と勘違いさせ、体内時計の周期調整を遅らせる最大の原因になります。
- 不規則な生活習慣:休日の極端な寝だめや昼夜逆転、深夜遅くの食事などが、体内時計の同調機能を狂わせます。
- 朝の光を浴びる機会が少ない:体内時計は、朝起きて太陽の光を浴びることでリセットされます。朝遅く起きて光を浴びないと、リズムがどんどん後ろにずれます。
- 夜更かしの習慣化:受験勉強、深夜の娯楽、ネットサーフィンなどにより、慢性的に睡眠時間が後ろ倒しになることで体内時計が固定化されます。
- 交代勤務・シフトワーク:昼夜が頻繁に入れ替わることで、自律神経や体内時計のリセット機能が追いつかなくなります。
- 思春期・若年層の生理的変化:成長期には、ホルモンバランスの影響などにより生理的に体内時計が「夜型」に傾きやすい性質があります。
このように、ご自身の「意思や根性の問題」ではなく、「身体のリズム(体内時計の調整機能)の問題」であることを正しく理解し、医学的アプローチを取り入れることが重要です。
当院での診察・治療について
新宿内科耳鼻科クリニックでは、単に強い睡眠薬で無理やり眠らせるような治療は行いません。丁寧なカウンセリングを通じて段階的な生活改善を目指します。
診察アプローチ
睡眠日誌(何時に布団に入り、何時に起きたかなどの記録)を用いて、患者様の日々睡眠のリズムを丁寧に把握します。他の不眠症、あるいは睡眠時無呼吸症候群(SAS)、うつ傾向など、別の原因が隠れていないかを総合的に除外・評価します。
光療法・行動療法指導
体内時計をリセットする上で最も効果的な「朝の光の浴び方」のアドバイスを行います。また、夜間のスマートフォン操作の制限、体内時計に合わせた食事時間の設定など、お薬を使用しない行動習慣改善を丁寧に指導します。
無理のない薬物療法のご提案
体内時計を調整する役割を持つ睡眠ホルモン(メラトニン)の受容体に働くお薬(ロゼレムなど)や、漢方薬を最適なタイミングで服用いただくことで、脳に自然な眠りを促します。無理に眠らせるのではなく、眠るリズムを徐々に前に進めていく調整を重視します。
診療の流れ
ご来院後、受付にて健康保険証(またはマイナ保険証)をご提示ください。夜眠る時間、朝起きる時間、日中の眠気の強さ、生活や学業・仕事への影響について問診票にご記入いただきます。
問診票をもとに、医師が睡眠リズムのズレについて詳しくお伺いします。身体に別の疾患(貧血や甲状腺など)がないかも含めて丁寧に診察します。
不眠や目覚めの悪さの背景に、貧血、甲状腺機能の異常、あるいは他の生活習慣病などが隠れていないか、必要に応じて血液検査等を行います。
現在の体内時計の状態や不眠の性質について詳しくご説明します。段階的にリズムを戻すための睡眠環境・光浴・行動指導プランや、優しくリズムを促すお薬の提案を行います。
お会計を行います。お薬の処方がある場合は処方箋をお渡しします。数週間〜数か月かけて、一歩ずつ本来の健康的なリズムを取り戻していく過程を温かくサポートいたします。
概日リズム睡眠障害 Q&A
Q1. 夜型生活なのは、単に私の性格やだらしなさの問題ですか?
A. いいえ、決してだらしなさや性格の問題ではありません。人間の体内時計は約24時間周期ですが、遺伝的・体質的に体内時計の周期が長く、朝のリセットが苦手な方がいらっしゃいます。これは体内時計のズレによる「概日リズム睡眠障害(睡眠相後退症候群など)」という医学的な睡眠障害であり、適切な指導やアプローチによって徐々に生活リズムをコントロールできるようになります。
Q2. 無理に早くベッドに入って横になれば治りますか?
A. 無理に早くベッドに入って寝ようとすることは、かえって逆効果になることがあります。眠くないのに布団の中に長く留まると、脳が「布団は眠れない場所、退屈な場所」と学習してしまい、余計に不眠が慢性化することがあります。無理な早寝をするのではなく、朝の起床時間を一定にすること、朝日の浴び方の工夫など、段階的な調整が大切です。診察時に無理のない進め方をご提案します。
Q3. 朝起きられず、仕事や学校に大きな支障が出ていて本当に困っています
A. 朝起きられず遅刻や欠席が増えると、精神的にも焦りが生じて余計に夜眠れなくなるという悪循環に陥りやすいです。概日リズム睡眠障害は、適切な生活環境のアドバイスや、体内時計を整えるお薬をタイミングよく取り入れることで、段階的に社会生活にフィットする時間帯へ生活リズムを戻していくことが十分に可能です。ご自身の生活をこれ以上阻害しないためにも、お早めの受診をおすすめします。
Q4. リズムを戻すための調整薬は、必ず飲み続けなければいけませんか?
A. 必ずしも薬物療法が必要なわけではありません。朝の過ごし方、光のコントロール、スマホの遮断といった生活環境・習慣の改善(非薬物療法)だけで、体内時計が自然に安定する方も多くいらっしゃいます。症状が強く、生活に深刻な影響がある場合は、体内時計の調整を優しくサポートするメラトニン受容体作動薬などを期間を絞って安全に使用し、リズムが定着すれば段階的に薬なし(減薬・休薬)へと移行しますのでご安心ください。
当院の睡眠外来について
新宿内科耳鼻科クリニックでは、不眠症・日中の眠気・睡眠時無呼吸症候群・概日リズム睡眠障害など、幅広い睡眠トラブルに総合的に対応しています。
新宿内科耳鼻科クリニック 医師メッセージ
「朝起きられない」「どうしても夜ふかししてしまう」という症状は、周囲から「怠けている」「わがまま」と誤解されやすく、本人も大きな罪悪感やストレスを抱え込みがちです。しかし、これは脳内の体内時計というメカニズムの不調(ズレ)が引き起こしているれっきとしたアレルギーや生活習慣病などと同じ“医療的アプローチが必要な状態”です。当院では糖尿病内科、循環器内科、耳鼻咽喉科専門医の緊密な連携により、お体全体の健康を優しく守りながら、患者様が無理なく日常生活のリズムを再建できるよう、親身になって伴走いたします。平日夜19時まで、東新宿駅直結すぐの通いやすい環境でお待ちしております。一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。
新宿内科耳鼻科クリニック
東新宿駅B2出口すぐ、JR新宿駅・新大久保駅からも通いやすい好立地にございます。学生の方や夜間・シフト勤務などお仕事帰りの受診にも大変便利です。「生活リズムが周囲と合わない」と感じたら、お気軽にご来院ください。
| 所在地 | 東京都新宿区(東新宿駅B2出口すぐ) |
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| 最寄り駅 | 東京メトロ副都心線・都営大江戸線「東新宿駅」直結・徒歩すぐ |
| 診療時間 | 平日:9:30〜13:30 / 15:00〜19:00 土曜午前:9:30〜14:00 |
| 休診日 | 土曜日午後・日曜日・祝日 |
