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糖尿病合併症

 

 

糖尿病合併症の予防と管理

「血糖値は高いけれど、特に症状はない」
「糖尿病と言われたが、今は困っていない」
そのように感じていませんか?

糖尿病で本当に注意が必要なのは、血糖値そのものよりも、長年にわたって起こる「合併症」です。
糖尿病合併症は、自覚症状がほとんどないまま静かに進行し、気づいたときには重い後遺症を残すこともあります。 新宿内科耳鼻科クリニックでは、合併症を「起こさない」「進行させない」ことを重視し、定期的な検査と血糖管理を行っています。

糖尿病合併症とは

糖尿病合併症とは、高血糖状態が長期間続くことで、血管や神経が障害されて起こる病気の総称です。

体中のすべての組織に張り巡らされている血管がダメージを受けるため、全身に障害が波及します。特に問題となるのは、細い血管(細小血管)と太い血管(大血管)へのダメージです。

代表的な糖尿病合併症

高血糖が引き起こす主要な合併症には、細い血管が障害される「三大合併症(網膜症・腎症・神経障害)」と、太い血管の動脈硬化による「大血管障害」、そしてこれらが複合して起こる「足病変」があります。

糖尿病網膜症

目の奥にある網膜の血管が障害される合併症です。初期にはほとんど症状がありませんが、進行すると血管が破れて出血を起こしたり、網膜剥離などを引き起こし視力低下や失明につながることもあります。

★定期的な眼科受診と良好な血糖コントロールが極めて重要です。

糖尿病腎症

体内の老廃物をろ過する腎臓の細い血管が障害され、蛋白尿・腎機能低下を引き起こします。初期段階では自覚症状がありませんが、さらに進行すると血液をきれいに保てなくなり人工透析が必要になります。

★微量アルブミン尿などの検査による、早期発見・早期対応が極めて重要です。

糖尿病神経障害

手足の末梢神経が侵され、足先や手の指のしびれ、感覚の鈍さ、ピリピリとした痛みなどが起こる合併症です。また、内臓の働きを司る自律神経が障害されると、立ちくらみ、胃腸障害(便秘・下痢)、発汗異常、立ちくらみなど全身にさまざまな不調が見られるようになります。

大血管障害(動脈硬化)

糖尿病は全身の比較的太い動脈硬化を急速に進行させます。その結果、心臓や脳、足の血流が途絶えやすくなり、命に関わる以下の病気の発症リスクが高まります。

  • 狭心症・心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 下肢閉塞性動脈硬化症(足の血流障害)

糖尿病足病変

神経障害による感覚マヒと、大血管障害による血流障害が重なることで、靴擦れや小さな傷、水虫などの足の傷に気づかないまま重症化する病変です。 傷口から細菌が侵入して急速に悪化し、感染や壊疽(組織が腐ること)に進行することがあります。

★重症化すると足の切断が必要になるケースもあるため、日常的な足の観察やスキンケア(フットケア)が大変大切です。

合併症はなぜ起こるのか

体内の血糖値が高い状態(高血糖)が続くと、血管の壁が慢性的に傷つけられ、柔軟性が失われてボロボロになります。さらに細い血管は詰まりやすくなり、必要な酸素や栄養が行き渡らなくなります。

その結果、目・腎臓・神経・心臓・脳など全身の重要臓器に回復しにくい深刻な影響が及びます。一度機能が失われた血管や組織を完全に再生することは難しいため、いかにダメージが蓄積する前にコントロールを開始するかがカギとなります。

合併症を防ぐために重要なこと

糖尿病の管理は、血糖値をただ下げることだけではありません。全身の血管を守るための総合的な健康管理が不可欠です。

  • 血糖値・HbA1cの適切な管理:インスリンの働きをサポートし、膵臓への負担を抑え、平均的な血糖状態(HbA1c)を一定にキープします。
  • 血圧・脂質異常症の同時管理:高血圧や高コレステロールは動脈硬化を何倍にも早めます。血圧や脂質値も同時に低く抑える必要があります。
  • 定期的な血液・尿検査:腎機能の低下や全身のバランスを数値で早期にチェックします。
  • 眼科受診(年1回以上):網膜症の初期変化がないか、自覚症状がなくても眼底検査を毎年必ず受けましょう。
  • 生活習慣の改善(食事・運動):無理なく、長く継続できるバランスの取れた食習慣と適度な運動習慣を定着させます。

「症状が出てから」受診するのではなく、「症状が出る前に防ぐ」。これが糖尿病診療において最も重要かつ根本的な考え方です。

診療の流れ

1

スマートフォンやPCからいつでもご予約可能です。(事前予約なしで直接お越しいただいた場合も、受付順にて迅速に診察いたします)

2
受付・問診票の記入

ご来院後、受付にて健康保険証(またはマイナ保険証)をご提示ください。現在の治療状況や、健診結果、しびれや喉の渇き、ご家族の病歴などを問診票にご記入いただきます。

3
医師による診察・合併症リスク評価

医師が問診票を参考に丁寧にお話を伺います。手足のしびれ(感覚麻痺)の有無、血圧、自律神経の乱れの有無などから、現在の合併症リスクを詳細に診察します。

4
血液検査・尿検査などの実施

血糖値、HbA1cの確認に加え、腎症の評価に必要な微量蛋白尿のチェック、脂質や臓器機能の評価、心臓への負担を調べるための必要な検査を行います。

5
結果説明と治療・管理方針のご提案

各種データを分かりやすくご説明し、現在の正確な病態と動脈硬化リスクを評価します。食事療法・運動療法の指導から、最適な内服薬などの加療計画をご提案します。

6
定期フォロー・必要に応じた専門科連携

お会計時に処方箋をお渡しします。日常生活のセルフケアを支え、数値の安定推移を定期的に診ていきます。網膜症リスクがある場合は眼科専門医などと速やかに連携し、並行管理します。

糖尿病合併症 Q&A

Q1. 血糖値が少し高いだけでも合併症は起こりますか?

A. はい。極端な高血糖でなくても、正常値を少し上回る程度の「軽度の高血糖状態」であっても、それが長期間にわたってじわじわと継続することで、全身の細かい血管や神経にダメージが蓄積し、合併症のリスクは確実に高まります。放置せずに早い段階から適切な管理を始めることが大切です。

Q2. 合併症は治りますか?

A. 合併症の段階によります。神経障害の初期段階や、ごく軽微な微量アルブミン尿がみられる初期の腎症などであれば、厳格な血糖管理や血圧管理を徹底することで症状の改善や進行の完全なストップが期待できます。しかし、完全に血管が閉塞し神経や腎臓の組織が壊死して進行してしまった状態では、元の健康な状態に戻すことは極めて難しくなるため、いかに初期で防ぐかが重要です。

Q3. 症状がなくても検査は必要ですか?

A. はい、絶対に必要です。糖尿病合併症は、かなり病態が進行して取り返しがつかなくなる直前まで、ほとんど痛くも痒くもない「自覚症状ゼロ」の状態で進行していく点がもっとも恐ろしいポイントです。症状がないからと安心せず、定期的な尿検査や血液検査、毎年の眼底検査を欠かさず受けることが最善の自己防衛となります。

Q4. 合併症を防ぐ一番の方法は何ですか?

A. 血糖値(HbA1c)の適正コントロールを最優先にしつつ、血管に追い打ちをかける「血圧」「脂質(悪玉コレステロール・中性脂肪)」、そして食事・運動・禁煙といった生活習慣を総合的にすべて管理することです。糖尿病、血圧、脂質のいずれもを適切にコントロールすることが、血管の老化(動脈硬化)を防ぐ最大の手段です。

当院の糖尿病診療について

新宿内科耳鼻科クリニックでは、糖尿病そのものの管理だけでなく、恐ろしい合併症の予防と早期発見・抑制に力を入れています。

 

新宿内科耳鼻科クリニック 医師メッセージ

「まだ体に異常はないから大丈夫」と思っている“今”こそが、将来の深刻な合併症(失明や腎不全、心筋梗塞など)を完全に防ぐための、もっとも重要なタイミングです。痛みのないサイレントキラーとしての糖尿病の性質をよく理解し、血管にダメージが固定化される前に早期に対策を進めましょう。当院では糖尿病内科の専門的な目線から、患者様に最も寄り添った無理のない継続管理をサポートいたします。平日は夜19:00まで、東新宿駅直結すぐの通いやすい環境を整え、皆様の将来の健やかな日常を全力でお守りいたします。

新宿内科耳鼻科クリニック

所在地 東京都新宿区(東新宿駅B2出口すぐ)
最寄り駅 東京メトロ副都心線・都営大江戸線「東新宿駅」直結・徒歩すぐ
診療時間 平日:9:30〜13:30 / 15:00〜19:00
土曜午前:9:30〜14:00
休診日 土曜日午後・日曜日・祝日

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