COPD(慢性閉塞性肺疾患)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
「最近、階段や坂道で息切れを感じるようになった」
「咳や痰が長年続いている」
そのようなお悩みはありませんか?
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、主に喫煙が原因で起こる、進行性の呼吸器疾患です。
初期のうちは症状が軽く、「年齢のせい」「体力が落ちただけ」と見過ごされがちですが、進行すると日常生活に大きな支障をきたすことがあります。早期発見と適切な治療で進行を抑え、健やかな肺を守りましょう。
このような症状でお困りではありませんか?
- 少し動いただけで息切れする
- 階段や坂道がつらくなった
- 咳や痰が長年続いている
- 朝方に痰が多く出る
- 風邪をひくと咳が長引く
- 呼吸が浅い、息が吸いづらい
- 喫煙歴がある(過去も含む)
- 年々体力が落ちてきたと感じる
これらの症状がある場合、COPDの可能性を考える必要があります。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
COPDは、長年の喫煙などにより気道や肺が慢性的に炎症を起こし、呼吸がしにくくなる病気です。
主に以下の2つの病態が関係しています。
慢性気管支炎
気管支の粘膜に慢性的な炎症が生じ、空気の通り道が狭くなるため、粘り気のある咳や痰が慢性的に続く状態です。
肺気腫(はいきしゅ)
酸素を取り込むための大切な組織である「肺胞」が壊れてしまう状態です。肺の弾力性が失われ、息を十分に吐き出しにくくなります。
一度傷ついた肺胞や組織は元に戻らないため、早期発見とこれ以上の進行を抑える適切な治療が非常に重要となります。
COPDの主な原因
肺や気道に有害な物質が継続的に侵入することが原因となります。
- 喫煙(最大の原因):COPD患者の約9割に喫煙歴があります。
- 受動喫煙:自身の喫煙だけでなく、他人の煙を吸い込むことも大きなリスクです。
- 大気汚染・粉じん:排気ガスや有害な化学物質、粉じんの吸入。
- 長年の職業性曝露:仕事上で長年粉じんや化学物質を吸入する環境にいた場合。
当院で行う検査と治療
COPDが疑われる場合、症状やこれまでの喫煙歴を詳しくお伺いし、必要に応じて身体に負担の少ない検査を行います。
問診・診察
息切れを感じ始めた時期や強さ、これまでの累計の喫煙本数を詳しくお伺いし、聴診器を用いて肺の音(呼吸音)を診察します。
呼吸機能検査(スパイロメトリー)
スパイロメーターという機器を使って、一気に吐き出せる空気の量(肺活量や1秒率など)を測定し、気道の狭窄度を数値化して評価します。
胸部レントゲン検査
肺が異常に膨らむ肺気腫特有の画像的特徴(過膨張など)を確認し、同時に結核や心不全、肺炎など他の疾患が隠れていないかを鑑別します。
血液検査
慢性的な酸欠状態による赤血球数の変化を調べたり、身体の炎症、生活習慣病などの合併状況、全身状態を網羅的に評価します。
治療法について
診断結果を評価した上で、狭くなった気管支を直接広げて呼吸を楽にする気管支拡張薬(吸入薬)による治療を中心に、一人ひとりの症状や重症度に応じた最適な治療計画をご提案します。
禁煙の重要性について
COPDの進行を防ぎ、呼吸のつらさを少しでも改善するうえで、最も根本的かつ重要なのは「禁煙」です。
壊れてしまった肺そのものを元に戻すことはできませんが、今すぐ禁煙を行うことで、肺機能がさらに悪化していくスピードを劇的に遅くし、将来的な重症化を大きく抑えることができます。
「いまさら禁煙しても遅い」ということは決してありません。当院では、禁煙に関するご相談から、具体的な禁煙方法のアドバイス、毎日の体調に合わせた無理のない生活指導もあわせて丁寧に行っています。
診療の流れ
ご来院後、受付にて健康保険証(またはマイナ保険証)をご提示ください。息切れの強さや期間、喫煙歴などを問診票にご記入いただきます。
問診票を参考に、医師が経緯を詳細に伺います。聴診器による胸の呼吸音の確認や、指先での酸素濃度(サチュレーション)測定などを行います。
肺機能を詳しく調べるためのスパイロメトリー(呼吸機能検査)や、肺の状態を可視化するレントゲン検査などを実施します。
数値や画像を一緒に確認しながら、現在の状態を分かりやすく説明します。吸入器の正しい使い方と、生活スタイルのアドバイスをご提案します。
お会計時にお薬の処方箋をお渡しします。呼吸を楽にする治療(吸入など)を開始するとともに、禁煙指導を含めた生活改善を伴走します。
COPD Q&A
Q1. COPDは治りますか?
A. 残念ながら、壊れてしまった肺胞や肺の組織を完全に元に戻して治療することはできません。しかし、吸入薬などの適切な医療ケアと禁煙をしっかりと行うことで、呼吸のつらさを和らげ、進行スピードを最小限に抑えることが十分に可能です。
Q2. 喫煙をやめれば良くなりますか?
A. タバコをやめても一度失われた肺の組織そのものは元に戻りませんが、タバコによる慢性的な気道炎症を食い止められるため、息切れの悪化を抑え、咳や痰の量を減らす効果がすぐにあらわれます。
Q3. どの年代に多い病気ですか?
A. 長年の喫煙による影響がじわじわ蓄積して発症するため、一般的に40歳以上の喫煙歴(過去に吸っていた方も含む)がある方に多く見られる病気です。
Q4. 息切れは年齢のせいではありませんか?
A. 単なる加齢による筋力低下だけでなく、COPDなどの進行性呼吸器疾患が静かに隠れている可能性が十分にあります。「歳のせいだから仕方ない」と放置して重症化する前に、一度詳しい呼吸機能検査を受けてみることを強くおすすめします。
当院の診療について
新宿内科耳鼻科クリニックでは、COPDの早期発見・進行抑制を重視した呼吸器診療を行っています。
新宿内科耳鼻科クリニック 医師メッセージ
「少し息切れがするな」という段階で原因を突き止めることが、将来の元気な呼吸と活動的な生活を守るために何よりも大切です。息切れやしつこい咳を「体力の衰え」と我慢せず、お気軽に当院へご相談ください。呼吸機能の精査から生活習慣改善のサポートまで、一人ひとりに寄り添い丁寧に進めてまいります。
新宿内科耳鼻科クリニック
| 所在地 | 東京都新宿区(東新宿駅B2出口すぐ) |
|---|---|
| 最寄り駅 | 東京メトロ副都心線・都営大江戸線「東新宿駅」直結・徒歩すぐ |
| 診療時間 | 平日:9:30〜13:30 / 15:00〜19:00 土曜午前:9:30〜14:00 |
| 休診日 | 土曜日午後・日曜日・祝日 |
