【保存版】健康診断の結果はこう読む!重要ポイント・最新トレンドを医師が徹底解説
【保存版】健康診断の結果はこう読む!重要ポイント・最新トレンドを医師が徹底解説
こんにちは、新宿内科耳鼻科クリニックです。
「健康診断を受けたけれど、結果表の見方がわからない」
「再検査と言われたけど、どうすればいいの?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、
✅ 健診結果の見方の基本
✅ 注目すべき最新の医学トピック
✅ これからの健康管理の考え方
を、2025年版として徹底解説します!
健康診断は「病気の早期発見」だけじゃない!
これまで健康診断といえば「病気の早期発見」が主目的でしたが、
今や世界的に、
「健康リスク予測」→「未病(みびょう)段階で対策」
という流れにシフトしています。
つまり、
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「今は問題ないけど将来危ないかも」
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「まだ発症していないけれど危険サインがある」
こういった「未来の病気リスク」を読み解き、早めに生活改善や医療介入をすることがトレンドなのです。
健診結果を読むとき、最も注目すべき項目【最新版】
1️⃣ 血圧|動脈硬化・脳卒中リスクのバロメーター
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正常:収縮期120mmHg未満、拡張期80mmHg未満(※2024年欧米基準を反映)
- 75歳未満では130/80mmHg未満、75歳以上では140/90mmHg未満である。 家庭 血圧ではそれぞれ5mmHg低い値が目標です。
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「正常高値」(120〜129/80未満)でも脳梗塞リスクは上昇することが明らかに。
▶ 血圧120以上が続くなら、今すぐ生活改善をスタート!
2️⃣ 血糖・HbA1c|「隠れ糖尿病」を見逃すな!
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空腹時血糖 100〜125mg/dL → 糖尿病予備軍
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HbA1c 5.6%以上 → 要注意領域
▶ 2025年の最新知見では、
「正常でもHbA1cが5.5%を超えると認知症リスクが高まる」というデータも。
(※Lancet Neurology誌2024年)
3️⃣ コレステロール|単なる「高い・低い」ではなく「バランス」で見る!
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LDL(悪玉):120未満
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HDL(善玉):40以上
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Non-HDLコレステロール(総コレステロール−HDL):150未満も重要!
▶ LDL単体よりも、Non-HDLコレステロール値が動脈硬化リスク予測に有効とされています(※ESCガイドライン2024年改訂)
4️⃣ 肝機能|脂肪肝は「現代の国民病」!
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AST、ALT高値→肝炎・脂肪肝疑い
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γ-GTP高値→アルコール性肝障害リスク
▶ 最新報告では、
NAFLD(非アルコール性脂肪肝)=将来の糖尿病・心筋梗塞リスク倍増と警告されています。
5️⃣ 腎機能|「腎臓の元気度=健康寿命」に直結
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eGFR 60未満 → 慢性腎臓病(CKD)リスク
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微量アルブミン尿の測定が将来的な腎機能低下予測に有用(※日本腎臓学会2024年推奨)
▶ 健診で微妙な尿蛋白異常やeGFR低下を指摘されたら、
すぐに受診・管理開始が必須!
最新トピック|「慢性炎症(インフラメーション)」が未来を左右する
近年、血糖や脂質に加えて、
「慢性の軽い炎症」(サイレントインフラメーション)が
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がん
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認知症
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心筋梗塞
などのリスクを高めるとわかってきました。
【慢性炎症のサイン例】
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微妙なCRP高値
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白血球数の軽度上昇
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尿酸値のわずかな高値
▶ 健診でこれらに変化があったら、積極的に医師に相談を!
健診結果で「要再検査」「要精密検査」と言われたらどうする?
✅ 必ず、なるべく早く再検査へ
✅ 「様子を見る」はNGです!
「問題ないだろう」と自己判断して放置すると、
➡️ 病気が進行し、
➡️ 本来なら軽症で済んだものが重症化する危険も。
▶ 当院では、健診後の追加検査・専門科紹介もスムーズに行っています!
健診後にすぐできる、未来を守るアクション
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数値に応じた生活習慣の見直し(食事・運動・睡眠)
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気になる変化があれば迷わず受診
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健診結果を家族と共有して健康意識を高める
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必要なら専門医療機関に早めに連携
まとめ|健診結果は「未来予測地図」。賢く活用して健康寿命を伸ばそう!
健康診断は、
単なる病気発見ツールではありません。
「今、どんな未来が待っているか」を知るための未来予測地図です。
自分の健康リスクを正しく読み取り、
早めに行動できる人こそ、10年後・20年後も健康でいられる。
新宿内科耳鼻科クリニックでは、
✅ 健診後のフォロー
✅ 再検査・精密検査
✅ 生活指導サポート
をトータルでサポートしています。
健康診断を受けたら、その結果を“行動”につなげましょう!