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糖尿病内科blog

【糖尿病のサイン、見逃してませんか?】~実は“のどの渇き”が最初のSOS!?~

こんにちは。
今回は意外と見逃されがちな「糖尿病の初期症状」についてお話しします。

あなたはこんなこと、ありませんか?

  • やたらとのどが渇く

  • トイレの回数がやたら多い

  • 食べても食べてもお腹が減る

  • なんとなく疲れやすい

  • 最近ちょっと体重が減った

これ、「気のせい」ではないかもしれません。


◆ 糖尿病の“静かな始まり”を見逃さないで

糖尿病は、初期の段階ではほとんど症状が出ません。でも、体は確実に変化を始めています。

▶ 1. のどが異常に渇く(多飲)

血糖値が高くなると、体は水分で糖を薄めようとします。すると、のどがやたらと渇く…。

真夏じゃないのに水をガブ飲みしてる人、要注意です!

▶ 2. トイレが近くなる(多尿)

飲んだ水分を体がどんどん排出しようとするため、トイレが異常に近くなります。夜中に2回、3回…起きてませんか?

▶ 3. 体重が減っていく

血糖が高くても、インスリンがうまく働いていないと、体はエネルギーをうまく使えず、「筋肉」や「脂肪」を分解して使います。結果、食べてるのに痩せるという不思議な現象に。


◆ 「まだ大丈夫」じゃない。“今”が大事

多くの人が「本格的に体調が悪くなってから病院に行こう」と思いがち。でも、糖尿病は症状が出てからだと、すでに合併症が進んでいることも。

目、腎臓、神経、心臓…
糖尿病はあらゆる臓器に影響を与えます。

だからこそ、「あれ?ちょっと変かも」と思ったら、早めに検査を。


◆ 健康診断の“ここ”を見て!

健康診断の結果、ちゃんと見ていますか?
次の項目が「基準値を超えている」「ギリギリ」な方は要注意!

  • 空腹時血糖(100mg/dL以上は注意)

  • HbA1c(5.6%以上はプレ糖尿病の可能性)

これらは、“将来の糖尿病予備軍”のサインです。


◆ まとめ:ちょっとした違和感に敏感になろう

糖尿病は、「早く気づいて、ちゃんと対応」すれば、怖くありません。

逆に、「気づかずに放っておく」と、気づいたときには大変なことに…。

  • のどが渇く

  • トイレが近い

  • 疲れやすい

  • 体重が減る

ひとつでも当てはまったら、内科での血糖チェックをおすすめします。

新宿内科耳鼻科クリニックでは、糖尿病の早期診断から食事・運動指導まで、総合的にサポートしています。お気軽にご相談ください!

週1回の新インスリン製剤が糖尿病治療を変える!

週1回の新インスリン製剤が糖尿病治療を変える!

糖尿病の治療にはインスリン注射が欠かせませんが、「毎日の注射が負担」と感じている方も多いのではないでしょうか?そんな悩みを解決するかもしれない新しいインスリン製剤が登場しました。

世界初の週1回投与型インスリン「アウィクリ注」

ノボ ノルディスク ファーマ社は、2025年1月30日に 週1回投与の持効型溶解インスリンアナログ「アウィクリ注 フレックスタッチ 総量300単位」(一般名:インスリン イコデク)を発売しました。

アウィクリ注の特徴

🔹 週1回の皮下注射でOK!
従来の1日1回または2回のインスリン注射と比べ、注射回数を大幅に減らすことができます。

🔹 血糖コントロールの持続
半減期が約1週間と長く、血糖降下作用が安定して持続します。

🔹 QOL(生活の質)の向上
注射の回数が減ることで、心理的負担の軽減や治療継続率の向上が期待されます。

どのように作用するの?

アウィクリ注は インスリン イコデク という新しい成分を含んでおり、皮下に投与後、アルブミンと結合することで徐々に放出され、血糖を安定的に下げます。

安全性と効果は?

アウィクリ注は ONWARDS試験 というグローバル臨床試験で、安全性と有効性が確認されました。

  • 1日1回の基礎インスリンと比較して 同等の血糖コントロール効果
  • 予期せぬ副作用はなく、忍容性も良好

インスリン治療の新しい選択肢

現在、糖尿病のインスリン治療には多くの種類がありますが、注射回数が少ないほうが患者さんにとっての負担が少ないことが分かっています。医師の調査でも、「毎日の注射が治療の障害になっている」という意見が多数を占めています。

まとめ

アウィクリ注の登場により、 インスリン治療の新しい選択肢 が生まれました。これまで「毎日の注射が大変…」と感じていた方にとって、大きな希望となるかもしれません。

糖尿病と向き合うすべての方へ、より快適で持続可能な治療を提供するために、医療は進化し続けています。

糖尿病の管理は新宿内科耳鼻科クリニックにお任せください。

糖尿病の内服治療にはどんな種類があるの?商品名一覧

糖尿病の治療としては、まずは食事療法や運動療法を開始して、それでも十分な改善が得られない場合、内服薬が使われます。

内服薬は、血糖値をコントロールするために重要な役割を果たしますが、いくつかの種類があり、それぞれの特徴や作用が異なります。

ここでは、内服薬の種類、効果、代表的な商品名、そして飲酒との関係について、わかりやすく説明します。

1. ビグアナイド系(メトホルミン)

効果

ビグアナイド系の薬は、肝臓が過剰にブドウ糖を作り出すのを抑え、筋肉や脂肪組織がインスリンに対する感受性を高めます。これにより、血糖値が効果的に下がります。

代表的な薬の名前

  • メトグルコ(メトホルミン)
  • グリコラン

飲酒との関係

メトホルミンを服用中に大量のアルコールを摂取すると、低血糖や乳酸アシドーシスという重篤な副作用が起こる可能性が高まります。少量のアルコールなら問題は少ないですが、過度な飲酒は避けるべきです。


2. スルホニル尿素薬(SU薬)

効果

スルホニル尿素薬は、膵臓からインスリンを分泌させる働きを強めます。インスリンの分泌が少ないタイプの糖尿病に効果的です。

代表的な薬の名前

  • グリミクロン(グリベンクラミド)
  • アマリール(グリメピリド)

飲酒との関係

この薬を飲みながらアルコールを摂取すると、低血糖を引き起こすリスクが高まります。アルコールはインスリンの働きを強めたり、食事を取らないと低血糖が起こりやすくなるため、特に注意が必要です。


3. DPP-4阻害薬

効果

DPP-4阻害薬は、インスリンの分泌を促すホルモン(インクレチン)の働きを強め、食後の血糖値を下げる効果があります。副作用が少なく、他の薬と組み合わせやすいのが特徴です。

代表的な薬の名前

  • ジャヌビア(シタグリプチン)
  • ネシーナ(アログリプチン)

飲酒との関係

DPP-4阻害薬は、飲酒による血糖コントロールの影響が少ないとされています。ただし、糖尿病そのものへの影響を考慮すると、適度な飲酒に留めることが推奨されます。


4. SGLT2阻害薬

効果

SGLT2阻害薬は、腎臓で血糖を再吸収する働きを抑え、尿から余分な糖を排出させることで血糖値を下げます。また、体重減少効果もあるため、肥満のある患者に特に効果的です。

代表的な薬の名前

  • フォシーガ(ダパグリフロジン)
  • スーグラ(イプラグリフロジン)

飲酒との関係

SGLT2阻害薬を使用している間にアルコールを飲むこと自体は大きな問題にはなりませんが、アルコールは体内の水分を奪い、脱水症状や感染症を引き起こしやすくなります。特にビールなど糖質を多く含む飲み物は控えた方が良いです。


5. グリニド薬

効果

グリニド薬は、SU薬と似た作用で、食後の血糖値の急上昇を防ぐために膵臓からのインスリン分泌を促進します。作用が速いため、食直前に服用することが多いです。

代表的な薬の名前

  • スターシス(ナテグリニド)
  • ファスティック(ミチグリニド)

飲酒との関係

グリニド薬もSU薬同様、低血糖のリスクがあるため、アルコールの過剰摂取には注意が必要です。特に空腹時の飲酒は危険です。


6. α-グルコシダーゼ阻害薬

効果

この薬は、食事から摂取した糖分の吸収を遅らせることで、食後の血糖値の上昇を緩やかにします。食事中に服用することが多いです。

代表的な薬の名前

  • ベイスン(ボグリボース)
  • グルコバイ(アカルボース)

飲酒との関係

α-グルコシダーゼ阻害薬は、飲酒によって直接影響を受けにくいとされていますが、飲酒が食事の内容に影響を与えるため、間接的に血糖コントロールが崩れる可能性があります。糖質の多いアルコール飲料は控えると良いです。

 

飲酒と糖尿病治療全般について

糖尿病の治療中にアルコールを飲むことは、全体的に以下の理由から注意が必要です:

  • 低血糖のリスク:多くの糖尿病治療薬はインスリンの分泌を促進したり、血糖を下げる効果があるため、アルコールによってさらに低血糖を引き起こす可能性があります。
  • カロリーの摂取増加:アルコールはカロリーが高いため、飲みすぎると体重増加や血糖値の上昇につながることがあります。
  • 糖質の含有量:ビールや甘いカクテルなど、糖質を多く含むアルコールは、血糖値を急上昇させる原因になります。

まとめ

糖尿病の治療には、さまざまな種類の内服薬があり、それぞれ異なるメカニズムで血糖をコントロールします。飲酒は、特に低血糖のリスクや血糖コントロールの不安定化を引き起こす可能性があるため、適量を守り、医師に相談しながら治療を進めることが大切です。

当院では、患者様一人ひとりに合った最適な糖尿病治療を提供しています。最新の内服薬治療と生活習慣改善を組み合わせ、血糖コントロールをしっかりとサポートいたします。糖尿病に精通した医師によるきめ細やかなケアで、安心して治療を受けていただけます。

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